虎のソナタ 「プロ」として阪神・佐藤輝先輩取材したいルーキー お互い「アマチュア」…近大スポーツ編集部で当時4年の輝取材
8月1日の甲子園球場の開場100周年に向けて、サンスポでは100日前にあたる23日付の紙面からカウントダウン企画がスタートし、当時モノクロだった写真を最新技術を駆使してカラー化。甲子園100年の歴史を写真で振り返っていく企画を担当したのが、整理部・芝崎正剛デスク。サンスポ編集局無類の野球好きは独断と偏見?で阪神や高校野球、アメフトなど、甲子園での名場面を選んでいる。 「個人的には高校野球が好きやから、どうしても高校野球の写真が多くなってしまったけどね」 芝崎のイチ押しはプロで初めて実現した〝KK対決〟だ。PL学園で甲子園のスターだった清原和博と桑田真澄のKKコンビ。運命のいたずらで、巨人入りを希望していた清原は西武に、早大進学を公言していた桑田は巨人に入団する。そんな2人が2年目の1987年に甲子園で行われたオールスター第3戦で初対決した。 因縁の勝負とあって、甲子園は大興奮に包まれた。結果は清原の勝ち。桑田の初球を見事に左翼席にたたき込んだ。当時、小学生だった芝崎にとっても忘れられないシーンとなった。「自分が勝手に選んだから、抜けているものがあるかもしれんけど、読者の方々には『これ、いるやろ!!』って突っ込んで見てくれたらうれしいな」。KK対決はこのカウントダウン企画でちゃんと予定に入っているので、お楽しみに!! それと、われわれサンスポの新しい仲間を紹介させていただきます。新入社員の萩原(はぎはら)翔。「はぎわら」「おぎわら」「おぎはら」と間違えられることがあるそうだが「はぎはら」です。 各部署で研修中の萩原はこの日、文化報道部長・大澤謙一郎に連れられ、大阪・弁天町のラジオ大阪を訪問。あいさつするだけと思いきや、大澤が毎週月曜に出演している「藤川貴央のニュースでござる」に急きょ同席することになった。 「緊張で目の前が真っ白になりました」と、いきなりの生放送にタジタジだったが、しっかり自己紹介。奈良生まれの萩原は小学4年から6年までの3年間、父親の転勤で中国・上海で生活。でも「実は中国語が苦手で、帰国してから全く使う機会がなかったので、全然話せません」。それはさておき、近大時代は近大スポーツ編集部に所属し、1年の時には当時4年だった阪神・佐藤輝にインタビューしたことがある。サンスポでの最初の目標は虎番になって先輩に再び取材することだ。 「まだ見習いですが、一応、僕も〝プロ〟のスタートラインに立てました。当時はお互い〝アマチュア〟でしたが、今度は佐藤さんとプロ同士、仕事ができたらうれしいです。将来的には選手や読者に愛される記者になりたいと思っています」
佐藤輝先輩、もし萩原が虎番に配属されたら、よろしくお願いします。そして、読者のみなさま、萩原の記者人生を温かい目で見守ってあげてください。