大阪桐蔭が8強入り 能代松陽との投手戦制す センバツ
第95回記念選抜高校野球大会は第9日の28日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で3回戦があり、昨秋の明治神宮大会を制してセンバツ連覇を狙う大阪桐蔭が1―0で能代松陽(秋田)に勝って8強入りした。 【息詰まる投手戦…大阪桐蔭vs能代松陽】 大阪桐蔭は今大会初登板の右腕・南恒誠投手(3年)、能代松陽は初戦の2回戦に続いてエース右腕・森岡大智投手(3年)が先発した。 五回まで両チーム無安打の投手戦となった。南恒誠投手が許した走者は四回の失策の1人のみだった。両チームは六回にそれぞれ初安打を放った。 大阪桐蔭は七回、先頭の南川幸輝選手(3年)が右越え三塁打を放ち、1死後に村本勇海選手(3年)が1ボール2ストライクと追い込まれながらスクイズを決めて1点を先取した。 八回途中からはエース左腕の前田悠伍投手(3年)を投入して逃げ切った。 西谷浩一監督は春の通算勝利数で高嶋仁氏(智弁和歌山前監督)に並ぶ30勝目を挙げた。春夏通算では66勝目。 大阪桐蔭は第10日の準々決勝第3試合で、昨秋の東京大会を制した東海大菅生と九州王者の沖縄尚学の勝者と対戦する。