30分無料化、5月から/宮古空港駐車場
乗降場の混雑緩和に期待
宮古空港駐車場の料金について、沖縄県は5月1日から駐車後30分間は無料とする方針で調整している。このほど開かれた、県議会土木環境委員会で、宮古島市区選出の下地康教氏(沖縄・自民党)らに、県の担当者が明らかにした。駐車場の利用が促されることで、乗降場の混雑緩和が期待される。 宮古空港では、航空機の離発着が集中する時間帯には、送迎などが目的の短時間の路上駐車などで乗降場の混雑が常態化。空港の運用に支障が出ていると指摘されていた。 同様の混雑が発生していた那覇空港では、2018年8月から、駐車場の利用料金を30分間、無料にしている。 県の担当者は、これまで料金改定の時期について「来年度の早い時期」としていたが、地元などと調整を進めており、5月1日からの実施を目指す。 下地氏は「県議会でも取り上げて要望してきた。乗降場の混雑は危険だったので実現を喜んでいる」と語った。 この問題は、宮古島市議会(平良敏夫議長)でも、取り上げられてきた。昨年12月定例会では市建設部の川平陽一部長が、「市も宮古空港駐車場の料金について引き続き県と協議したい」と答弁していた。