NIOの新ブランド「firefly」、都市向け小型EVで新風…2025年4月中国発売へ
中国のEVメーカーのNIO(ニーオ、蔚来汽車)は、第3のブランドとなる「firefly」を正式に発表した。 【画像全3枚】 このブランドは、NIOが10年間培ってきた高級車製造の専門知識を活かし、デザイン、安全性、空間、知能化、エネルギー効率の面で期待を超える小型EVを提供することを目指している。 「Freedom to glow(輝く自由)」をブランドスピリットに掲げるfireflyは、都市のライフスタイルユーザーにスマートで直感的、そして広々とした車を提供する。ブランドロゴは、エネルギーに満ちたホタルの特徴から着想を得ており、移動の自由を表現している。これがブランドDNAである「鮮やか、思慮深さ、堅固さ」の基礎となっている。 fireflyは小型車の安全性を新たな基準に引き上げる。最新のC-NCAPとユーロNCAPの五つ星安全基準を満たすよう設計・エンジニアリングされており、構造設計、材料強度、乗員保護に重点を置いている。車体構造の83.4%に高強度鋼とアルミニウム合金を使用しており、これは通常より上位セグメントの車両で見られる割合だ。また、車体のねじり剛性は3万5700Nm/度で、同クラスでは類を見ない水準という。 「鮮やか、思慮深さ、堅固さ」というブランドDNAと先進的なスマートEV技術を活かし、fireflyは小型で高級なスマート電気自動車の時代を切り開く。新時代の美学に合致したオリジナルデザイン、俊敏な運転体験、思慮深い空間設計、信頼できる安全性ベンチマークを通じて、アクティブな都市生活者のニーズに応える。 fireflyは2025年4月に中国で発売される予定だ。NIOの新ブランド参入により、中国の小型EV市場がさらに活性化することが見込まれている。
レスポンス 森脇稔