「日本人を狙え!」大谷翔平&水原一平が“さらに火をつけた”現地パパラッチ「日本ブーム」の裏側
大谷翔平選手の口座から1600万ドル以上を盗み取るなどして、銀行詐欺容疑で訴追された元通訳・水原一平被告。スーパースター・大谷に関わる話なので、アメリカのメディアも日本と同じように関心を持っているのは言うまでもない。日本で流れるニュースを観ても、アメリカのメディアが水原被告に群がる様子が見て取れた。 【独占入手!】すごい…!大谷の妻・真美子さん「コートを離れたプライベート写真」入手! お祭り騒ぎと化した『水原問題』だが、実は“ある人たち”がワイドショーを盛り上げるのに一役買っていたのだ。 それは『パパラッチ』。有名人たちを追いかけて、そのプライベートショットを狙う者たちだ。 いまさら説明するまでもないが、パパラッチはハリウッド俳優などセレブを追い回しプライベートを隠し撮りするカメラマンたちの俗称。多くはフリーのカメラマンだ。 「撮った写真は、エージェントを介して世界中に配信されます。日本のメディアもパパラッチの撮った写真や動画を購入し、誌面や番組で使用することは多い。ワイドショーなどでハリウッド俳優のスキャンダルに触れるとき、必ずと言っていいほどパパラッチの撮った写真が使われていますね」(ワイドショー関係者) 今回、水原被告の報道でも彼らが隠し撮りしたプライベートショットが多く使われていたのだが、今アメリカのパパラッチの間ではこんなことが叫ばれているという。 「日本人を狙え!」 と。アメリカ在住のライターによれば、 「最近、アメリカに住む芸能人や有名人が増えて、雑誌やテレビからその人たちの取材を依頼されることが増えました。カメラマンはいないので自分で写真も撮らなければならないことが多いです。昔はカメラで撮っていましたが、今はスマホで十分。スマホのカメラ性能が格段に上がりましたので、プロのカメラマンが撮る写真とそん色ない写真が撮れますから。 ただ、どこにいるかわからない有名人たちを見つけて取材してこいと言われても、私たちには荷が重い。あの広いアメリカで、どこにいるかわからない人たちを見つけ、張り込んでプライベートを撮るとなると所詮、素人には無理なことです」 そこで、“本職”であるパパラッチの登場となるのだが、日本のメディアが彼らに直接、仕事を依頼することはないという。 「直接依頼なんかしたら、撮れなかったとしても“1日いくら”と、相当なギャラを要求されますからね。ただ、写真を撮るためにカメラマンを日本から派遣するのもお金がかかりますが……」(前出・ワイドショー関係者) そのため、彼らの撮った写真はエージェントを通して、買われることになるのだが、パパラッチにしてもエージェントが世界中から売り込み先を見つけてくれることによって、より大きな収入を得ることができる。 だから、彼らは常に世界的に有名な俳優やセレブを探して追いかけまわし、プライベートショットを狙っている。そんなパパラッチ事情にも、最近大きな変化が――。 「パパラッチが主に狙っていたのはハリウッド俳優で、いろいろな映画雑誌やゴシップ誌がこぞって写真を求めていました。日本も上客で、雑誌だけでなくテレビも結構いい値段で買っていたようです。 ところが最近、日本ではハリウッド俳優のニュースをあまり扱わなくなりました。そんなときに、小室圭さん・眞子さん夫妻が連日、日本のマスコミに追われているのを知ったパパラッチが、日本の有名人を撮ればお金になると気づいたみたいですね」(前出・ライター) その上、日本人は海外のセレブのようにパパラッチにケンカを売ってくることもなく、大人しく写真を撮られているから仕事しやすいというのだ。 そこに来て、水原一平被告だ。 特に彼は、日本中の注目を浴びているにもかかわらず、いまプライベートはどうなっているのか全くわからない。プライベートショットを求めている日本のメディアは多く、パパラッチの格好の的となっている。 「水原氏もそう長くは追われないでしょうが、騒動が収まったら収まったで、日本のマスコミは“その後どうなった”みたいな企画をやりますしね。まさに“一平はどこだ!”と血眼になって探していますよ。他にも、“どんな日本人の写真が欲しいか?”と聞いてくるパパラッチもいますね」(現地テレビ局支局員) インバウンドでたくさんの外国人が日本に訪れているが、こんなところにも『日本ブーム』が起きていたとは……。 取材・文:佐々木 博之(芸能ジャーナリスト) 宮城県仙台市出身。 31歳の時にFRIDAYの取材記者になり、数々のスクープを報じてきた。 その後も週刊誌を中心に活躍。 現在はコメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中
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