【日本初】東京・世田谷区に省エネ“最上級”マンション エネルギー消費実質ゼロで「光熱費」年間約16万円削減…「脱炭素性能」は新築時設計が鍵
余剰電力の蓄電と災害時活用が可能
堤キャスター: 村上さんは今回の取り組みで、特に注目されたポイントなどは、ありますか。 日本総合研究所 チーフスペシャリスト・村上芽さん: 太陽光発電に加え、蓄電池や井戸を備えることで、災害時にも使えるようになっていることです。再生可能エネルギーは、季節や時間帯による変化が大きいので、どうしても消費する以上に発電できてしまうときがあります。 余った分は売る、という選択肢もありますが、社会全体で余る場合には捨てられてしまいます。そこで、電気を貯めておければ、夜間にも使えたり、万が一の時にも使えたりするわけです。 堤キャスター: 環境に配慮した住宅が広がっていくといいですね。 日本総合研究所 チーフスペシャリスト・村上芽さん: 東京都がネット上に公開している「東京ソーラー屋根台帳」というものがあります。これは都内の建物が、太陽光発電や太陽熱の利用に向いているかどうかを、大まかに把握することができるものです。 今は省エネリフォームへの補助がある場合もあるので、関心を持った方はぜひ一度、調べてみていただきたいと思います。 堤キャスター: 地球規模での課題解決が必要な今、限りあるエネルギーをどう有効に活用していくのか。生活に欠かせない「住まい」の在り方も変わっていくのかもしれませんね。 (「Live News α」10月3日放送分より)
Live News α