来季レッドブル昇格決定のローソン、人口500万人の母国ニュージーランドについて語る「僕らの国でモータースポーツは大きな存在」
リアム・ローソンが、2025年のレッドブル・レーシングのシートを射止めた。ローソンはニュージーランド出身のドライバー……人口はそれほど多くない国から、これまで数多くのF1ドライバーを輩出している。 【ギャラリー】角田裕毅がレッドブルRB20をドライブ! ローソン曰く、ニュージーランドでの競争はとても激しいという。 ニュージーランドは人口500万人ほどの小さな国である。しかしこれまで、デニス・ハルムやブルース・マクラーレンなどのグランプリウイナーを輩出。ハルムは1967年のチャンピオンになった。最近ではブレンドン・ハートレイもF1に辿り着き、F1では好成績を残せなかったものの、WEC(世界耐久選手権)ではトヨタやポルシェのドライバーとして大活躍している。 それに続くのがローソン。ローソンは2023年に代役としてF1デビューを果たし、2025年のレッドブルのシートを射止めるに至った。レッドブルのマシンの出来次第では、十分に優勝も狙えるはずだ。 「正直に言って、僕らの国の人口はそれほど多くない。500万人くらいだ。だからとても興奮しているよ」 ローソンはレッドブル・レーシングのYouTubeコンテンツ「Talking Bull」に出演した時にそう語った。 「もちろん、F1での歴史は豊富だ。そしてもちろん、今後さらに発展させていきたいと考えている。でも、毎年帰国するたびに、応援がどんどん大きくなってきている。それを目にするのは本当にクールだ」 ニュージーランド国内でのカートでの競争は、非常に厳しいモノだったとローソンは言う。 「モータースポーツはニュージーランドでとても大きな存在なんだ」 「僕は子供の頃から、ゴーカートでレースをしてきた。正直言って、とても競争が激しいんだ。ニュージーランドには本当に優秀なドライバーがたくさんいるから、国際レースに挑むのはとても難しいんだ。だからこの立場にいられること、そして地元からの応援を受けられるというのは、とても幸運だ」 「ニュージーランド出身であること、そして来年レッドブルの一員として国旗を掲げられることを、とても誇りに思っているんだ」
田中 健一, Oleg Karpov