重要指名手配の八田與一容疑者 県警「身近に潜んでいる可能性も…」 情報提供4400件超に
大学生ひき逃げ死傷事件に関する情報提供について、今年1月末までにの総情報件数は4409件(10月3278件、11月3769件、12月4052件)に上ることがわかりました。大分県警は「身近に潜んでいる可能性があり、どんなささいなものでも情報を寄せてほしい」と改めて協力を呼びかけています。 【写真を見る】八田與一容疑者 事件現場と本人画像 大分県警が発表した事件に関する今年1月末までの総情報件数4409件のうち、八田容疑者に似た者の目撃情報は4079件となっています。 地域別では「関東」が最も多く1595件、次いで「九州」が537件(大分351件)、「近畿」が487件、そのほかの地域が713件。またインターネット上の動画や画像に似た者が映っているなどの情報は396件です。 「関東」での目撃情報は、この1か月で160件増えています。 大分県警交通部の石川達郎事故事件統括官は「八田容疑者はみなさんの身近に潜んでいる可能性があります。今でも情報は寄せられていて、関東地区からのものが目立つがそれにこだわらず、全国から寄せられるすべての情報をしらみつぶしにあたっています。多くの国民の情報が重要な手がかりとなりますので、どんなささいなものでも寄せてほしい」と協力を呼びかけています。 この事件は2022年6月29日、別府市野口原の県道でおきたもので、赤信号で停車中のバイク2台に大分県日出町の会社員、八田與一容疑者が運転する軽乗用車が追突し、大学生の1人が死亡、1人がけがをしました。 八田容疑者は事故を通報せず、また、2人に対し救護措置も取らず、現場からそのまま裸足で走って逃げて、およそ2キロ離れたヨットハーバーで足取りが途絶えました。事件の直前に八田容疑者は亡くなった大学生とトラブルがおきていたこともわかっています。 警察庁は去年の9月、事件の凶悪性から八田容疑者を道路交通法違反では全国初となる重要指名手配に指定。捜査特別報奨金の対象事件になり、有力な情報提供者には公的懸賞金として300万円が支払われます。遺族による私的懸賞金500万円も含めると上限額は800万円となっています。
警察は引き続き八田與一容疑者に関する情報提供を呼びかけています。 情報提供先:【大分県別府警察署】0977-21-2131
大分放送