別府市上下水道局汚職 退職金2200万円の返納を求め有罪の元幹部職員を提訴 大分
大分放送
汚職事件で3年前に有罪が確定した大分県別府市の上下水道局の元幹部職員に対し、市は退職金2200万円全額の返納を求める訴えを大分地裁に起こしました。 【写真を見る】別府市上下水道局汚職 退職金2200万円の返納を求め有罪の元幹部職員を提訴 大分 この事件は、別府市上下水道局の元課長が、在職中に業者から100万円の賄賂を受け取ったとして逮捕され、2021年3月に有罪判決が確定したものです。 市側は去年8月、退職金およそ2200万円全額を返納するよう命じましたが、元課長は処分の取り消しを求め、応じていません。 市は返納を求めて今年3月に、市議会に諮ったうえで、退職金の全額返納を求める訴えを4月25日付けで大分地裁に起こしました。 また、市によりますと、元課長は、逮捕された2020年11月に、自ら所有する土地と家屋を関係者に贈与していて、市は「債権回収に支障がある」として、所有権移転登記の抹消もあわせて求めています。 別府市上下水道局は「主張が認められるよう立証していきたい」とコメントしています。
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