ボクシング WBC世界ライトフライ級ユース王者の尾崎優日「世界へ、重要な一戦」 12月にWBO・AP王座決定戦
プロボクシングの大成ジムが17日、兵庫県三田市内で会見し、所属するWBOアジア・パシフィック(AP)ライトフライ級1位の尾崎優日(ゆうが、21)が12月14日、エディオンアリーナ大阪で空位の同級王座決定10回戦に臨むと発表した。同級2位のアーチェル・ピラモア(フィリピン)と闘う。 2023年4月にプロ3戦目でWBC世界同級ユース王座を獲得し、防衛1度の尾崎は「今年中に2本目のベルトを獲得することを目標にしていた。年内最後の試合でタイトル戦が決まり、すごくモチベーションが高い」と気合。相手については「攻撃のときに思い切りよく踏み込んでくる。しっかり足も使えるし、バランスも良い」と警戒しつつ、「相手に何もさせず、自分が圧倒的にやりたいボクシングをする。欲を言えば、KOを狙っている」と必勝を誓った。 小1からボクシングを始めた尾崎は大阪・興国高を経て進んだ法大を中退し、19歳でプロ入り。入門時から「23歳で世界王者になる」と公言し、闘ってきた。現在は8戦7勝(5KO)1分け。対するビラモアも8戦全勝(4KO)で、所属ジムの丸元大成会長は「この無敗対決に勝って来年には世界に行きたい」と奮起を期待。 尾崎も「今回、2つ目のタイトルを獲得すれば、次に世界に行けるチャンスがある。重要な一戦になる」と闘志を燃やしている。