コナンファンの疑問解決、作者・青山剛昌さんが故郷・鳥取で交流…作品に登場する権利の抽選会も
漫画「名探偵コナン」の作者で鳥取県北栄町出身の漫画家青山剛昌さん(61)と交流できるイベントが3日、北栄町由良宿の町大栄農村環境改善センターで開かれた。ファンから青山さんへの質問やじゃんけん大会などで、会場は盛り上がった。 【写真】無料配布の特急「コナン」号記念品、高額転売相次ぐ
青山さんの帰省に合わせたこの時期の恒例行事で、町などで作る実行委が主催。今年は3800人以上が応募し、約400人が参加した。
質問コーナーでは、「なぜ毛利小五郎は推理力がないのに探偵ができるのか」とファンから問われると、青山さんは「小五郎は他に得意なことがある。うまく世の中は回っている」とユーモアを交えて回答。「海外が舞台の作品を読みたい」「仕事中に食べているものは」などとファンからは多くの質問が寄せられた。
実際の作品に登場する権利が得られる抽選会もあり、高知県香南市の会社員女性(36)が当選し「夢を見ているような気持ち。本当にうれしい」と喜んでいた。
昨年は名探偵コナンの連載30周年で、大みそかのNHK紅白歌合戦の審査員を務めるなど多忙だった青山さん。しかし、この日の参加者へのプレゼントとして用意した年賀状などは、青山さん自身が思いを込めて1枚ずつ袋に入れたという。
大阪府茨木市の会社員女性(31)は「青山さんは明るく気さくで、よりコナンへの愛が深まった。もらったプレゼントを開封するのが楽しみ」と声を弾ませていた。