大樹生命の下期計画、オープン外債積み増しへ-外貨建て保険販売好調
(ブルームバーグ): 大樹生命保険は2024年度下期に為替オープンの外国債券を1000億円程度積み増す。中村寛運用統括部長が17日の運用説明会で明らかにした。
外貨建て保険の販売好調を受け、上期にオープン外債を700億円程度積み増した。親会社の日本生命保険と共同開発し、予定利率を毎月更改する外貨建ての特殊養老保険「ドリームツリー」の販売開始に伴い、下期は上期を上回る積み増しを行う。
中村氏は日本銀行の追加利上げについて12月を想定し、25年度も2回程度の利上げを見込んでいる。超長期債投資に関しては、30年債利回りが現在の水準(17日時点で2.145%)なら「平準的に積み増せる水準」だとし、「2.5%まで上昇すれば、買い入れペースを前倒しすることも考える」と述べた。超長期債は上期に125億円積み増し、下期もほぼ同額を積み増すと言う。
【大樹生命の2024年度下期運用計画】
【金融環境見通し:25年3月末レンジ(中心)】
(c)2024 Bloomberg L.P.
Masahiro Hidaka