酔いどれ編集長のクラフトビール飲みある記(79)ヱビスブルワリートウキョウに行ってきた(その4)
いよいよ、ここ恵比寿で醸造しているビールが飲める。1~4の順でテイスティングしよう。メニューに説明書きがあるが、それを読まずに自分の舌を信じて感想を述べる。
まずはヱビス∞(インフィニティ)。定番のヱビスより濃いブラウン。ヱビスらしい芳醇さ&モルティーかつキリッとしたホップの香りがする。苦みはそこそこも存在感あり。アルコール度数は5・5%(もらったメニューに表記されていなかったのでスタッフに教えてもらった)。
続いてフォギーエール2024。見た目はほんのり濁っている。ヱビスらしい芳醇(ほうじゅん)さを残し、爽やかなホップの香り漂うIPA。苦みは少なめだが、4種を飲み比べると一番苦みを感じた。アルコール度数は6%。
3つ目はエリートホップ。フォギーエールより濁っている。華やかな香りするホッピーなビール。アルコール度数は5・5%。これはラガーではなくてエールのようだが、IPAと明記されたフォギーエールと違ってメニューに書かれていない。近くのスタッフに尋ねると、彼女いわく「詳しいスタッフ」を連れてきてくれた。やっぱりエールだった。
最後に定番のヱビス。安定の味。最もモルティーだと感じた。アルコール度数は5%。
では、答え合わせ。
ヱビス∞
<「Beer is ∞.(ビールは無限大)」。
恵比寿工場で使用されていたヱビス酵母を再選抜しこの時代に復活。1890年のヱビスビール誕生当時に使用されていたと思われるドイツ産ファインアロマホップ「テトナンガー」を一部使用し、過去に想いを馳せながらも現代ならではのおいしさに蘇らせた、YEBISU BREWERY TOKYOのフラッグシップ商品。
麦芽100%、テトナンガー一部使用、ヱビス酵母使用。>
これだけでは味わいがよくわからないので、ウェブサイトにある、より詳しい説明を追記する。
<ヱビスらしい王道感のある飲みごたえに加え、高貴で洗練された苦味と香りが特長>
まあ正解といっていいだろう。ただ、「現代ならではのおいしさ」というのは、僕が感じた「キリッとしたホップの香り」を指すのかどうかはわからなかった。