【悲鳴】洋菓子店の倒産が過去最多ペース「去年比1割から2割」卵や砂糖など原材料ほぼすべて値上げ
読売テレビ
定番のショートケーキから抹茶にこだわった逸品まで。 京都府宇治市にある洋菓子が人気のお店では、13日も季節感を取り入れた約20種類のケーキなどを求めて、たくさんの人が訪れていました。 お客さん 「今日、イチゴのショートケーキと、私自分用には和栗のモンブランをとてもおいしいので気に入っているんです」 「今日は上司のバースデーケーキをこちらで予約させていただいて、クオリティーがすごく高くて」 ところが今、急激に増えていることがあります。それは…。 街のケーキ店を中心とした「洋菓子店」の倒産。 6月発表された調査結果によると、1月から5月の倒産件数は2010年以降最も多い18件。年間を通してみてみると、過去最多だった19年を上回るペースで増えているのです。 倒産に追い込まれた理由の一つが「原材料の値上げ」。 砂糖や卵など、洋菓子作りにおける原材料のほぼすべてで発生した「値上げラッシュ」に耐えきれず、店を続けることをあきらめたケースが目立ちます。 原材料の値上げに伴い、先ほどの店では…。 パティスリーユウジ 長谷川裕次さん 「こちら生ケーキのショーケースなんですけども、この辺りはほぼ全体が上がっています。大体去年と比べても1割から2割の間ですね。それぐらいは上がってきていますね」 原材料が上がった分は、やはり商品価格に転嫁せざるを得ない状況となっているようです。 パティスリーユウジ 長谷川裕次さん 「やはり全体が上がってますので、それに関しては仕方がないなと。商品数を絞ることと、正しく価格を改定していく、そういうふうに心がけてます」