“超強豪“がまさか…夏の甲子園、早くも敗退した有力校(5)初出場校に許した”大金星“
8月7日に開幕を迎えた第106回全国高等学校野球選手権大会。今夏の甲子園もいよいよ終盤へ突入しているが、全国屈指の強豪校が相次いで敗退しており、例年にも増して激戦の様相を呈している。ここでは、下馬評も高かった中、大会序盤で姿を消した甲子園常連校を取り上げたい。 【表】夏の甲子園2024 組み合わせトーナメント表
花咲徳栄(埼玉)
夏の甲子園で頂点に立った経験がある花咲徳栄(埼玉)は、「新星」の勢いに飲み込まれて初戦敗退となった。 2015年から5年連続、埼玉県代表として夏の甲子園にやってきた花咲徳栄。2017年は清水達也(現:中日)らを中心に勝ち上がり、埼玉勢初となる夏の甲子園優勝を達成した。 近年は埼玉県大会で敗れていたが、5年ぶりに夏の甲子園へ帰還。遊撃の石塚裕惺、エースの上原堆我といったプロ注目選手を擁していた。 一方、対戦校の新潟産大付(新潟)は県大会で強豪校を次々と破り、春夏通じて甲子園初出場。大会の開幕前から話題を集める存在だった。 勢いに乗る学校と対戦した花咲徳栄は、2回裏に先制点を挙げたものの、終盤に逆転を許した。巻き返したかったが、8回、9回と三者凡退に抑えられ、1-2で敗戦となった。 6年ぶりの夏勝利はお預けとなったが、甲子園への扉が再び開き始めただけに、来年以降の戦いぶりも目が離せない。
ベースボールチャンネル編集部