中国の特別国債発行、第1弾の30年債入札で堅調な需要見込まれる
(ブルームバーグ): 中国が今年予定している特別国債発行の第1弾が17日に実施される。ストラテジストや債券市場でのセンチメントを測る指標からは、堅調な需要が見込まれている。
財政部は13日、約6カ月かけて1兆元(約21兆4600億円)相当の超長期国債を発行する計画を発表。第1弾では400億元相当の30年債入札を実施する。財政部の通達後、30年債利回りはやや低下したほか、金利スワップはオンショアで一時4年ぶりの低水準を付けた。
中国、1兆元の超長期特別国債の発行を17日に開始-まず30年債 (1)
野村ホールディングスのストラテジスト、アルバート・レオン氏は「最近では銀行はまだ余剰資金を抱えており、流動性は潤沢だ。この入札では旺盛な需要があるだろう」と述べた。
ブルームバーグが16日に行った調査に回答したトレーダー6人の予想中央値によれば、30年債の落札利回りは2.55%となっている。トレーダーは公に話す権限がないとして匿名を条件に調査に応じた。流通市場での現在の30年債利回りは2.56%となっている。
原題:China’s First Special Bond Issuance Likely to See Solid Demand
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