【中日】中田翔が自打球でもん絶も…意地の左前打でチャンスメイク マルチ安打も「意味がない」
◆日本生命セ・パ交流戦 中日0―3西武(30日・バンテリンドーム) 中日の中田翔内野手が、9回無死一塁の第4打席で、自打球を左膝付近に当てた。膝に両手をついて、しばらくその場でうずくまった。それでも、140キロの外角スライダーを泳ぎながら左前に運んだ。出塁後は、山本が代走に送られた。 試合後、中田は「明日になってみないと分からない」と話し、立浪監督も「あれだけ痛がっていたので(今後は)明日の様子を見て、判断します」と、神妙な面持ちだった。 この日は、2回の第1打席で1軍復帰後、初安打となる中前打を放ち、5月8日の巨人戦(バンテリンドーム)以来のマルチ安打をマーク。29日に1軍昇格したものの復帰後2試合は無安打だったが、3試合目で快音を響かせた。 チームは2試合連続の完封負け。5番に座った大砲は「試合に勝てていたらうれしいけど、勝てていないので意味がない」と、表情は変わらなかった。
報知新聞社