“政治が変わる”県内最年少の首長が誕生…小さな町の町長選挙が残したもの【松前町長選挙】
小さな町の選挙が残したもの
結果は7731票の大差をつけて田中さんが初当選。 田中陣営は勝因について、田中さんの訴えや思いに共感する輪が広がったことのほか、現職への批判票も上乗せされたのではと分析。 報告会後に報道陣の取材に応じた田中さんは“若さ”の魅力について、スピード力、実行力、発信力の3点を挙げました。 「松前町の知名度が上がっていくと思いますし、スピード感を持って取り組むことで、皆さんの声をより早く政策として実現できる。やめるべき政策はやめて、実行すべき政策は実行する。予算化を急ぎます」 今回の田中さんの決起に共鳴して、「自分も政治の道を」と志すような若者の声や“噂”が、近隣自治体を含めて様々なところから陣営に届いていると言います。 「これを機に、若い人の政治への意識が変わるかもしれない。何もしないリーダーより、若くて情熱があるリーダーの方が求められるかもしれない。そういう選挙だったと思う」(陣営関係者) 松前町長選挙が残したもの。 少しずつその答えが見え始めているのかもしれません。