函館競輪、売上額歴代3位 24年度320億円
函館市競輪事業部がまとめた今年度の市営函館競輪の売り上げ実績によると、320億3615万円で、弾力条項適用後の予算額を7億6384万円下回った。売上額は2023年度(323億5078万円)に次ぐ歴代3位で当初予算(278億円)比では42億3615万円増。GⅢ開催は適用後の予算並みの売り上げで、FⅡミッドナイトも好調。インターネット販売の伸びも貢献した。
今年度は4~10月で予定通りの68日間開催。入場者数(本場)は予算比3730人増の3万4935人。売り上げは本場・サテライト松風が同373万円減の1億5825万円、電話投票(CTC)が同1億8289万円減の39億9554万円、インターネット投票を含む重勝式・臨時場外は同5億7721万円減の278億8235万円。インターネット投票(CTC、民間ポータルサイト)はコロナ禍以降拡大しており、売り上げに占める割合は昨年度の82・8%を上回る88・3%だった。 GⅢの売り上げは記念競輪(4日間)が55億2207万円、万博協賛ミリオンナイトカップ(同)が36億4541万円でいずれもほぼ弾力条項適用後の予算通り。FⅡミッドナイトは当初予算(86億円)を上回る95億965万円と好調だった。 今年度は当初予算を上回る売り上げが見込まれたため、9月に地方自治法の規定に基づき弾力条項を適用し、予算額を328億円に上方修正した。 来年度はファン投票で選ばれた人気選手が出場するGⅠナイター「第68回オールスター競輪」を8月12~17の6日間、函館で初めて開催。GⅠ開催は13年ぶりで同部は「地元の方に喜んでもらえるような開催にしたい」としている。
函館新聞デジタル