北陸より北は広く3月並みの気温 積雪の多い地域は “なだれ” に注意【雪と雨のシミュレーション 3時間ごと10日まで】
きょう6日は雨雲が日本付近を通過するため日中は南から暖かい空気が入ります。このため北海道と東北、北陸は広く3月並みの気温になる見込みです。雨や気温の上昇により、積雪の多い地域ではなだれの危険性が高くなります。 【写真を見る】北陸より北は広く3月並みの気温 積雪の多い地域は “なだれ” に注意【雪と雨のシミュレーション 3時間ごと10日まで】 仕事始めの6日は、低気圧や前線が日本付近を通過。南から暖かく湿った空気が流れ込みます。 沖縄や九州は朝まで、中国と四国は昼頃まで、近畿と東海、関東、北陸は昼頃から広く雨で雷を伴って雨脚が強まる所もあります。東北と北海道は、日本海側では午前中から所々で雨または湿った雪で、夕方以降は太平洋側も雨の所が増えるでしょう。 最高気温は、近畿と東海は前の日より低めで、10℃に届かない所が多くなりそうです。そのほかの各地は、前日と同じか高く、平年並みか高くなる予想です。特に、北海道や東北、北陸から山陰にかけては平年を大幅に上回り、広範囲で3月並みとなるでしょう。 ■雪解け進み、なだれの危険度高まるおそれも 日本気象協会 tenki.jp によりますと、6日午前6時現在、北日本は広く積雪状態で北陸や関東甲信の山沿い、岐阜県の山沿いから中国山地にかけても雪が積もっています。 青森県内では、青森市(124センチ)と弘前市(98センチ)をはじめ平年の3倍以上の積雪となっている所があり、東北北部や北海道の日本海側を中心に、平年を上回っている所が多い状況です。 6日は雨や、気温の上昇により、雪解けが進み、なだれの危険度が高まるおそれがあります。また、屋根からの落雪にも注意が必要です。路面がシャーベット状態になったり、大きな水たまりができたりする所もありそうですので、車の運転は慎重にしてください。 ■積雪の多い地域は、3つの点で注意を… 気温の上昇や、雨の影響で、雪解けが進みます。積雪の多い地域では、次の3つの点に注意が必要です。 1.積もった雪が緩み、ナダレが発生しやすくなります。過去にナダレが発生した斜面や、積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。