【MLB】レッズがベル監督の解任を発表 残り試合はベナビデス・ベンチコーチが監督代行を務めることに
日本時間9月23日、レッズはデービッド・ベル監督の解任を発表した。昨年7月に2026年までの契約延長が発表されたばかりだったが、新たに結んだ3年契約(2024~26年)の1年目の終了を待たずに解任が決断された形となる。ベル監督は2018年10月に就任し、今季が6年目のシーズン。短縮シーズンの2020年にプレーオフ進出を果たしたが、4年ぶりのプレーオフ進出が期待された今季は76勝81敗の地区4位と結果を残せなかった。なお、今季の残り5試合については、ベンチコーチのフレディ・ベナビデスが監督代行を務めることになっている。 【動画】レッズのニック・クロール編成本部長が監督解任について語る レッズのニック・クロール編成本部長は「メジャーリーグのチームを前進させるために変化が必要だと感じた。我々は期待していた成功を収めることができず、2025年に目を向け始める必要があるんだ」とコメント。マット・マクレーンやクリスチャン・エンカーナシオン=ストランドといった期待の若手選手が長期離脱し、ノエルビ・マルテが薬物規定違反で80試合の出場停止処分を受けるなど、大きな誤算もあったが、クロール編成本部長は「いろんな数字を見てみれば、我々はもっと上手くやれたと思う」と不本意な結果に終わった今季を振り返った。 ベル監督とともに、ジェフ・ピックラー内野守備コーチの解任も発表されており、レッズは今後、来季に向けた新監督探しを開始することになる。実績のあるテリー・フランコーナやデービッド・ロス、現マーリンズ監督のスキップ・シューマッカーのほか、殿堂入り遊撃手のバリー・ラーキン、そしてベナビデス監督代行の内部昇格などが候補に挙げられている。クロール編成本部長は「我々は常にスモールマーケット球団だ。それはこれからも変わらないだろう。だから優秀な選手をドラフトで獲得し、しっかり育てていく必要がある。彼らをメジャーリーグで成功させないといけないんだ」と選手育成の重要性を強調した。