チームによっては主力級? 中日の現役ドラフト注目選手(5)伸び悩む“素材型サウスポー“
日本野球機構(NPB)は12月8日、2023年度の現役ドラフトを開催する。同制度は各球団が2人以上の対象選手を選出し、必ず1人以上指名する仕組み。移籍の活性化により、出場機会に恵まれない選手の新天地での活躍が期待される。今回は、現役ドラフトで特に注目したい中日ドラゴンズの選手を紹介する。
橋本侑樹
投打:左投左打 身長/体重:180cm/75kg 生年月日:1998年1月8日 経歴:大垣日大高 – 大阪商業大 ドラフト:2019年ドラフト2位 今シーズンは復活の兆しを見せた一方で、制球力の課題も覗かせたのが、橋本侑樹だ。 大垣日大高校で甲子園のマウンドを経験し、大阪商業大学に進学。リーグ戦でノーヒットノーランを達成するなど、世代屈指の左腕という評価を受け、中日ドラゴンズからドラフト2位指名を受けた。 プロ1年目は14試合登板で防御率7.41とプロの壁に阻まれたが、翌2021年には28試合に登板し、防御率3.71と成長を見せた。 昨季は先発に挑戦するも、1軍では4試合登板(1先発)にとどまり、防御率9.72と大きく数字を落とす結果に。 今季は13試合の登板だったものの、防御率1.17と安定感を発揮。その一方で、3連続死球を与える場面もあるなど、15回1/3で13与四死球とコントロール難も露呈した。 これからの改善が期待されている一方、他球団へのリリースが望ましいと判断されれば、現役ドラフトの候補に挙がる可能性もゼロではないだろう。
ベースボールチャンネル編集部