【MLB】ヤンキースがドジャースからFAの右腕ビューラー獲得を検討か 「相互に興味」と現地記者が報道
ピンストライプの名門球団が、ワールドシリーズの舞台で苦戦を強いられた右腕に興味を示しているようだ。「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者は、ドジャースからFAとなっている右腕ウォーカー・ビューラーとヤンキースが「相互に関心を持っている」と報道。ヤンキー・スタジアムで敵として躍動したビューラーが、今度はヤンキースのユニフォームを着て再び同じマウンドに上がることになるのかもしれない。 30歳のビューラーは、キャリア2度目のトミー・ジョン手術から今季5月に復帰したものの、16試合に登板して1勝6敗、防御率5.38とオールスター・ゲーム選出2度の実力を発揮することができず。しかし、ポストシーズンではリーグ優勝決定シリーズでメッツを4回無失点に抑えると、ワールドシリーズでも第3戦でヤンキース打線を5回無失点に封じる好投を披露。第5戦では9回のマウンドに登り、最後を締めてマウンド上でワールドシリーズ制覇の瞬間を迎えていた。 ヤンキースは投手補強を今オフの課題に掲げているものの、最優先事項はフアン・ソトとの再契約であるとオーナーのハル・スタインブレナー氏が明言している。ソトとの契約には莫大な資金が必要になることは確実で、また、ソトを逃したとしてもFAのピート・アロンソや、カブスがトレードを検討しているというコディ・ベリンジャーの獲得に乗り出す可能性もあり、投手補強に割く資金は潤沢ではないというのが正直なところだろう。ビューラーにはブレーブスなども興味を示しており争奪戦となる可能性もあるが、超高額契約となってしまうことは考えづらく、現状のヤンキースにマッチする存在であることは間違いなさそうだ。