【医師が解説】「災害関連死」どう減らす?……命に関わる“避難所のリスク” 急がれる2次避難は「2週間以内に」
■落合さん「電源と通信機器を」
落合陽一・筑波大学准教授(「news zero」パートナー) 「通信は重要なインフラなので、災害の拠点となり得る場所に、ソーラーパネルと補助電源や、スターリンクのような通信機器を備えておくことが、これからの時代は災害対策として重要なのではないかと思います」 「スターリンクは僕もよく屋外などで使いますが、意外とそこまで電気を食いません。例えば、補助バッテリーやソーラーバッテリーと組み合わせるのは非常に良い手だと思います」 「ただ、いずれも冬の雪国とは相性が良くないので、雪を溶かせるなど、対応できる技術が開発されるといいのですが…」 「とはいえ、僕たちに今できることは限られているので、被災していない人は寄付など、できることをやれるといいと思います」 有働キャスター 「北陸の皆さんは粘り強い、我慢強い気質と言われていますが、もうこれ以上できないよ、という段階に来ていると思います。ここから数日間が、関連死を1人でも減らせるかどうかの山場です」 「国や被災自治体の皆さんも連日頑張ってくださっていますが、これまでの震災や新型コロナで培ったノウハウを総動員し、希望する全ての人が、体も心も落ち着けて暖かい場所で避難生活を送れるよう、どうかスピーディーな支援をお願いします」 (1月9日『news zero』より)