60歳ですが、いままで「免許」を取ったことがありません…これから取るのは難しいでしょうか?
定年を迎えたら、たくさん旅行に行きたいと思っている方は多いかもしれません。ただ車の免許を持っておらず、60歳で免許を取ることは難しいのではないかと、悩まれる方もいるでしょう。 ▼年金が「月10万円」で老後が不安…持ち家で「貯金」と「退職金」があれば大丈夫? 生活費を試算 そこで本記事では「60歳でも自動車免許を取得できるのか」「免許を取るメリット」「70歳から始まる高齢者講習」について解説していきます。60歳で免許を取ろうと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
60歳でも自動車免許の取得ができるのか?
はじめに、60歳でも自動車免許を取れるのかどうかについて解説します。 60歳の方でも自動車免許の取得は可能ですが、シニア向けの教習所を開いているところでは、65歳以下といった年齢制限を設けているスクールもあります。免許取得の際は、シニア向けの自動車教習所を探して、あらかじめ年齢に関しての条件もよく確認したうえで受講するようにしましょう。
免許を取るメリットについて
免許を取得する魅力について見ていきましょう。考えられるメリットには、以下のようなものが挙げられます。 ●趣味などの活動範囲が広がる ●親の介護の際に便利 ●身分証明書として活用できる ●交通安全に関する知識を得られる 仕事を頑張っていた分、定年後は新しいことに挑戦したい人も多いでしょう。 車があることで活動範囲が広がり、旅行に気軽に行けるようになったり、ゴルフやスキーといった荷物がたくさんあるスポーツも、簡単に荷物を運んで楽しめるようになったりします。免許を取得することで、活動する場所が広がり、人生の選択肢を増やすことが可能です。
高齢者講習について
60歳になって免許を取得するのであれば、「70歳から74歳まで」「75歳以上」それぞれの高齢者講習についても理解しておきましょう。 高齢者講習を受ける際には、更新期間満了前の190日前くらいに警視庁よりはがきで案内が届きますので、希望する教習所で予約します。 70~74歳の方は、座学と運転適性検査を受けたのちに、隣に面接官を乗せた実車指導を行い、更新の手続きとなります。 75歳以上の方は、座学と運転適性検査・実車指導の高齢者講習に加えて、認知機能検査が加わります。また条件に該当する方は、運転技能検査に合格することが必要です。 70歳以上の人たちは、高齢者講習を受けないと免許の更新ができません。はがきが来た時点で予約を早めに行い、免許更新を忘れないように注意しておくことが大切です。