「超短期戦で厳しい戦いだった」公明の赤羽氏、初の維新対決制し10選 兵庫2区
衆院選は27日、投開票が行われ、5人が激突した兵庫2区は、公明前職の赤羽一嘉氏(66)が維新と立民の猛追を退け10選を決めた。神戸市兵庫区の選挙事務所では、「当選確実」の一報を受け赤羽氏が姿を見せると、集まった支持者らが歓喜にわいた。 赤羽氏は、「超短期決戦で厳しい選挙だった。厳しい逆風の中で必ず結果をもってこたえたかった。皆さまの力で勝ち抜くことができた」と述べた 選挙戦は維新新人の阿部圭史氏(38)と立民新人の船川治郎氏(57)の2人が挑む事実上の三つどもえの戦いに。「政治とカネ」の問題に伴う政権与党への逆風に加え、これまで候補者擁立を避けてきた維新が公明との初の全面対決となり、陣営は危機感を募らせていた。 選挙戦では、山口那津男前代表や石破茂首相のほか、投開票前日には小池百合子東京都知事が応援に駆けつけ総力戦を展開。政権与党の安定感や実績をアピールし議席を死守した。