日本人が好きな「生姜焼き、つくね、すきやき…」全部同じ味付けだった!!今更だけど、醤油とみりんと砂糖の組み合わせが最強味!【著者に聞く】
生姜焼き、つくね、すきやき、親子丼、牛丼、かつ丼、うどん、そば…挙げればきりがない、日本の定番料理。根底にある甘辛ベースがわたしたちの大好きな味だったことに気づき愕然とする、のりば(@MangaNoriba)さんのギャグ漫画「砂糖とみりんと醤油と酒の話」を紹介する。 【漫画】本編を読む ■知ってたけど?好みの味付けが全部同じ甘辛味だったことに絶望する…!! 福岡県高宮で「趣味の話をしながらウォーキングをしていた」ことから、「その際に感じたことや思ったことを漫画にするのはおもしろいのではないか?」と、ギャク漫画「高宮ウォーキング」の投稿をスタートした、のりばさん。 今回は、日本人が大好きな「甘辛味」についての話。制作のきっかけは、のりばさんの実体験からきている。「わたしは一人暮らしの期間が長く、学生時代のアルバイトの経験から料理は比較的得意で自炊をよくしていました。そのときから、和食では『砂糖、みりん、醤油、酒』をよく使うことに気づいていました。X(旧Twitter)上で他の方の投稿を見て、改めて調べてみたところ、本当に多くの和食がこの4つの調味料を使うことに改めて気づきました」 主人公のタヤさんは、日本の食に絶望し、道に倒れこむ。そこで問われた「生姜焼きに使われる調味料は?」にサダ君が「砂糖とみりんと醤油と酒」と答えると、「では、親子丼、牛丼、かつ丼は?」と問う。確かにどれも「砂糖とみりんと醤油と酒」がベースとなっている。 きんぴらごぼう、筑前煮、いなり寿司、すきやき、つくね、トンテキなどなど…言われてみれば、「砂糖とみりんと醤油と酒」を使った調理法は多い。日本食は多種多様だと思っていたタヤさんは、「甘辛味」がすべて好きなメニューに使われていたことに気づき、「だまされていた!」と絶望する。最後には、和菓子にも使われていることに気づき…? 高宮ウォーキングでは、普段深堀りしない話題をとことん深堀りしてギャグ化していくのが特徴。「このエピソードでは、主人公のタヤさんが駄々っ子のように地面に仰向けで寝そべるシーンが描かれています。その後、うつ伏せの状態に変化したり、最後には江頭2:50さんのポーズをとったりするなど、動きの変化を通じて『だまされた』という感情を表現しようと構成し、キャラクターの動作と感情の変化を視覚的におもしろく伝えることを心がけました」と、のりばさん。 初期のころに描かれた「ソーセージのパンの話」は、「食べ応えのあるソーセージパンを買いたい」という話を前後編で構成していたり、「名古屋と福岡を対決」させたり、他愛ない会話をギャグに落とし込む力量がすばらしい。 取材協力:のりば(@MangaNoriba)