ダイシ監督を解任のエヴァートン、モイーズ氏の“復帰”に向けて交渉中「後任の最有力候補」
昨シーズンまでウェストハムを率いたデイビッド・モイーズ氏は、ショーン・ダイシ監督を解任したエヴァートンの次期監督候補に挙がっていると、イギリス『BBC』など各メディアが報じている。 【動画|エヴァートン vs ピーターバラ】FAカップ3回戦 ショートハイライト 近年のエヴァートンは残留争いに巻き込まれており、現在はプレミアリーグで1試合未消化ながら、降格圏の18位イプスウィッチとは勝ち点「1」差の16位につけている。こうした状況でエヴァートンは現地時間9日、2023年1月から指揮を執ったダイシ監督の解任を決断した。 後任人事については明らかにしておらず、公式サイトを通じて「新監督の任命作業は進行中である」と声明を発表。解任を発表した3時間後に行われた、FAカップ3回戦ピーターバラ戦の指揮は、下部組織であるU-18チームで監督を務めるレイトン・べインズ氏とキャプテンのシェイマス・コールマンが共同で暫定監督を務めた。 そんななか、イギリス『BBC』は「モイーズ氏はエヴァートン復帰に向けて現在交渉中」と報道しており、同氏は2002年から2013年まで監督を務めた古巣に凱旋する可能性があるようだ。続けて「契約はまだ成立しておらず、今後も交渉は継続される予定」としつつ、「モイーズ氏は唯一の候補ではないが、後任の最有力候補である」と伝えている。 イギリス『Sky Sports』電子版は、「エヴァートンは来週水曜日に行われるアストンヴィラ戦までに新監督を発表したいと考えている」と伝えており、「早ければ今週末にモイーズ氏の復帰が決まる可能性がある」と見解を示している。 モイーズ氏は昨年12月に『Sky Sports』のインタビューを受けた際に「リーグの下位に甘んじるような仕事を引き受けたくない。私がエヴァートンの指揮を執っていたほとんどの期間は、ヨーロッパの大会の出場権を争っていた。ウェストハムでも最後の4年の内、3年はヨーロッパの大会に出場した」と、ヨーロッパコンペティションに出場できるクラブへの就任を希望しているかのようなコメントを出した。 しかし同メディアのアラン・マイヤーズ氏は「モイーズ氏は『残留争いをしているクラブには行きたくない』という発言をしたが、エヴァートンは違う。絆があるし、オファーがあれば、断るのは難しいと思う」と、モイーズ氏のエヴァートン復帰を予想している。
SPOTV NEWS