断水で「避難所のトイレ」が使えない…『100均アイテムや新聞紙など活用!』災害用トイレの作り方とは?国際災害レスキューナースが解説 能登半島地震
1月1日午後4時すぎ、石川県能登地方で発生した最大震度7の地震。被災地では7日現在も救助活動が行われており、また、避難所には多くの人が身を寄せています。災害の影響で断水が続くなか、避難者が一番困ることは「トイレ」です。こういった状況のときに役に立つのが『災害用トイレ』。国際災害レスキューナースの辻直美さんは、100円ショップで売っているペットシーツや新聞紙などを活用して作ることができると話します。 【写真を見る】避難所などで快適に眠れる「ゴールデンエッグバランス」とは?
災害用には「食べ慣れているもの」を多めに備蓄
(大吉洋平アナウンサー)「まず、国際災害レスキューナースはどういうお仕事ですか?」 (国際災害レスキューナース 辻直美さん)「国際的に災害の専門ナースとして活動しています。災害が起きてから48時間以内、もしくは72時間以内に現地に入ってレスキューをしています」 (大吉アナウンサー)「今はコロナ禍なのでなかなか海外に行くのは難しいかもしれませんが、その前はいろいろな国に行って活動していらっしゃったのですか?」 (辻直美さん)「そうですね。もちろん日本にいながら遠隔の支援もしているんですけれども、今は日本でもとても災害が多くなりましたので、どちらかといえば日本での活動が多くなっています」 (大吉アナウンサー)「では、辻さんに防災のことを聞いていきます。テーマは「防災」+「快適」で、この快適という部分を辻さんはとても強調していらっしゃるということなんですね。衛生・睡眠・食事の分野についてそれぞれ聞いていきますが、まず食事に関してはどんなことを伝えたいですか?」 (辻直美さん)「皆さん災害用の備蓄をされていると思うんですけど、普段食べ慣れないものを食べても元気になれないので、いつも食べているものをちょっと多めに備蓄するということをおすすめしています。その方がたぶん味も慣れていますし、そして元気になれる。日常を取り戻すことが災害が起きたときには大事なことです。例えばインスタントラーメンとか、あと意外に駄菓子とかもいいですね。あと、レトルト食品もいいと思います。私はレトルトをそのままパスタにかけたりせずに調味料として使っています。例えば炊き込みご飯にしたり、スープにしたりして使っています」 (大吉アナウンサー)「なので『災害バッグ』というものを作るときに、決して災害用の食事だけを一生懸命専門店から集めなくてもいいんだよということですね」