中日ドラゴンズ・涌井秀章(C)産経新聞社

5月17日～19日に開催されるセ・リーグの見どころを紹介。

横浜DeNAベイスターズ vs 中日ドラゴンズ

最下位に転落したDeNAと、DeNAと0.5ゲーム差で4位タイの中日が対戦。 3連敗中のDeNAはオースティンに注目。今季は開幕から自慢の長打力を見せつけたが、持ち味でもあるハッスルプレーが仇となり、4月10日の中日戦で負傷。ファームで復帰後は満塁弾を放つなど、順調に回復。17日の試合から復帰予定となっている。あと2試合に迫っている、大和の通算1500試合出場にも注目だ。 一方、2連敗中の中日は涌井秀章に注目したい。今季は6試合で2勝2敗、防御率3.82の成績を残している。6試合中5試合で好投を見せたが、唯一KOされたのが5月1日のDeNA戦だった。1回持たず、8安打9失点と悔しい投球となった。この試合ではリベンジを果たせるか。

阪神タイガース vs 東京ヤクルトスワローズ

首位の阪神と4位タイのヤクルトが対戦。 2連勝中の阪神の注目は原口文仁。前日の中日戦では「4番・一塁」で今季初スタメン。先制を呼び込む一打に、ダメ押しの3ランを放つなど、見事起用に応えた。甲子園の大声援を受け、この試合でもチームを勝利に導く一打を放ちたい。 一方のヤクルトは、サンタナに注目。開幕から好調をキープする助っ人は、ここまで37試合で打率.351、5本塁打、23打点の好成績をマーク。打率はリーグで断トツ、打点は同僚のオスナの26打点に次ぐ2位だ。現在4試合連続安打中で、さらに28試合連続出塁を記録している。

広島東洋カープ vs 読売ジャイアンツ

勝率5割で3位の広島と、首位・阪神とゲーム差なしの2位につける巨人が対戦。 広島の注目は矢野雅哉。レギュラー定着を狙う4年目の25歳は、ここまで30試合で打率.217と打撃面では課題が残るものの、遊撃、二塁での圧倒的な守備力で、度々チームを救うプレーを連発。シーズン序盤は途中出場が多かったが、ここのところはスタメンの機会が増えている。菊池涼介との二遊間は一見の価値アリだ。 一方の巨人は、直近7試合で6勝1敗と調子を上げてきた。注目は戸郷翔征。ここまで7試合で3勝1敗、防御率2.01と安定感抜群の投球を披露。広島戦では5回4失点、7回無失点で勝ち負けなしだが、この試合で初勝利を挙げたい。