巨人・梶谷隆幸が引退会見 「とにかく体がついていかない。やり切った」 今後は「一度野球から離れたい」
今季限りで現役引退の意向を固めていた巨人・梶谷隆幸外野手（36）が23日、東京都内で記者会見に臨んだ。 「昨日、球団の方に今年限りで引退する報告をしました。長いようであっという間の18年間で、周りの人に支えてもらいお世話になりました。とにかく体がついていかないというところで決断しました。ひざの状態が思わしくなく、上手くいかない状態が続いていた。引き際かなと思いました。やり切りました」 島根・開星高から2007年に高校生ドラフト3巡目で横浜（現ＤｅＮＡ）に入団。20年オフにＦＡ宣言して巨人入り。移籍後も故障が続き、22年5月には左膝内側半月板縫合手術を受けた。今季は阪神との開幕戦（東京ドーム）に「3番・右翼」で先発出場。右中間へのダイビングキャッチと2ランでヒーローとなった。ところが左膝の古傷が再発し、5月に離脱していた。 阿部慎之助監督（45）に現役引退の意向を伝えた際には、「『限界か、カジ』と言われて。心中を察してくれていて愛情を感じた」と感謝した。 今後については「球団からありがたいお話を頂いたんですけど、一度野球から離れたい。自分が何をやりたいか考えて、次の人生に向かっていきたい」と話した。
