北谷町の住民100人、米軍と避難訓練 津波を想定、嘉手納基地を通り高台へ 沖縄
北谷町と米軍嘉手納基地第18航空団は7日、津波を想定した避難訓練を実施した。 【写真・動画で見る】沖縄に津波警報、混乱の1日
海抜の低い同町宮城区や砂辺区の住民ら約100人が、嘉手納基地の第1ゲートを通り高台へ避難した。同訓練は災害に備えて、避難経路や時間の確認を目的としている。参加者らは第1ゲートから途中の広場まで、徒歩で避難した。 北谷町と第18航空団は津波警報などが発表された際、北谷町砂辺区にある第1ゲートから沖縄市山内にある第5ゲートを通り抜け高台へ避難することなどを認めた協定を締結している。 宮城児童館は子ども11人、保護者1人、職員4人が訓練に参加した。山城勝美館長は「経路の確認と、子どもたちも歩けることが確認できた」と振り返った。 参加した渡久地政志北谷町長は訓練に子どもが多く参加したことに「日中の災害は十分にありえる。子どもが自らに避難経路を認識させることが大事だ」と述べた。 (金盛文香)
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