上原健次郎

からつボートの「ＧⅢ第１１回ウエスタンヤング」は１６日が開催２日目。 上昇あるのみだ！！　前節、石倉洋行が９戦６勝の快走で優勝した６９号機を引き当て注目を集めた上原健次郎（２８、福岡）だが、５枠の初日１Ｒではピット離れで後手に回って６コース回りを余儀なくされて、見せ場なく６着大敗。 「前操者のまま１走してみたけど少し伸び寄りの感じで、展示からピット離れは怪しかった。多少、伸びを落としてでもバランスを取って、まずは枠主張できるようにしたいです」 優勝者の調整を尊重したが、高温多湿の気象条件が災いして回転不足。それでも、６秒６３の展示タイム通り伸びは良好で「ペラ調整します」とレース後は課題解消へ心血を注いだ。 今年８月に２９歳の誕生日を迎えるため、当年９月１日時点で満３０歳未満の勝率上位者が出場できるＰＧⅠヤングダービー出場は今年がラストチャンス。今月末が選考期限の勝率での出場は厳しく、残すは今節優勝して優先出場権を得るしかない。「正真正銘のラストイヤーで、目の前の１走に集中するだけです。６着より下の着順はないですし、巻き返します。株価と一緒で今が買い時ですよ！」。 まだＡ級＆優勝経験はないが、来月からの適用勝率（昨年１１月～今年４月）は自己最高の５・２３と地力強化中。ポジティブシンキングの沖縄の新星が、ヤングダービー切符獲得へ４、１０Ｒで反撃を期す。