静岡県内28人が熱中症で搬送 静岡県が異例の呼びかけ「自分自身と自分の周りの人の命を守る行動を」
静岡県内では30日28人が熱中症の疑いで搬送され、そのうち2人は三島市で部活動をしていた高校生でした。連日の猛暑を受けて、県も異例の呼びかけです。 大場舞桜アナウンサー 「午後2時すぎの静岡市葵区です。手元の温度計は33.8℃を示しています。現在は雲が出ていてそれほど日差しが強くありませんが、それでももわっとした蒸し暑さを感じます。」 静岡市では36.8℃と、きょうも暑さ厳しい1日となりました。 Q.日傘さしているが今日の暑さどう? 静岡市民(年齢非公開) 「ちょっともうしんどくて疲労する体が」 静岡市民(20代男性) 「7月の頭から大阪から(引っ越して)来て、いきなり40℃ぐらいの暑い日になって、ずっとそこから静岡ってこんな暑いんだって、(驚きながら)過ごしている。 29日40.2℃を観測した浜松市天竜区。 30日も気温が上昇し、最高気温38.9℃と、「全国2位」の暑さとなりました。 さらに、三島では37.4℃、松崎では37.3℃と、観測史上最高を記録。 また、稲取では、7月の観測史上最高となりました。
今年、熱中症の疑いで2人の死亡が確認されている静岡県内。 連日の危険な暑さを受け、静岡県が異例の会見を開きました。 静岡県地域医療課 伊藤正仁技監: 「静岡県内は熱中症の危険が極めて高い気象状況が続いているということを認識いただき、また危険な暑さから自身と自分の周りの人の命を守る行動をとっていただきたいと考えている」 静岡県への熱中症警戒アラートは今年18回出されていて、30日まで11日間連続で発表されています。 去年は10月までに29回で、大幅に上回るペースです。 静岡県には31日も 熱中症警戒アラートが発表されていて、県はこまめな水分補給や外での運動を控えるなど注意を呼び掛けています。