本当に自宅でスナック気分になれるのか!?眞露の「JINCHA」を試してみた
現在、makuakeでプロジェクト開催中の「JINCHA」。創業100周年を記念した眞露が、JINRO専用の割り材として、本格的にスナックの味わいを楽しむべく開発したティーフレーバーの商品だ。さて、そのお味いかがなものか? 【関連画像】本当に自宅でスナック気分になれるのか!?眞露の「JINCHA」を試してみた JINCHAとは一体どんなもの? (※その他の写真は【関連画像】を参照) 「夜のスナック」気分を「自宅で手軽に美味しく味わう」というコンセプトで、自由で新しいカクテルが造れるティーフレーバーの割り材。というのが、JINCHAという商品である。 JINCHA自体にはアルコールは入っておらず、JINROを自分好みの濃さで割るためのもの。その種類は「緑茶とレモングラス」、「ルイボスとシナモン」、「ゆずと山椒ソーダ」の3つがラインアップされている。 偏見たっぷりではあるが、最近のカスタマーのざっくりとしたイメージでいうと、 「緑茶? それならペットボトルのお茶でよかろう」 「ルイボスティーならティーパックのやつが家にあるけど?」 「炭酸水ならあるし、適当にゆずでも切って添えればよくない?」 なんて言って、はなからこのJINCHAを試すステージまで上がらない人も多いのではないか。ぶっちゃけ、その気持ちもとてもよくわかる。 とはいえ、創業100周年を記念してわざわざ眞露が開発した商品だ。味わわずに通りすぎる人生は、もったいないだろう。好奇心を失ってしまっては「男の隠れ家」の名が廃る。 というわけで早速、JINCHAを入手してテイスティングしてみた JINCHAの特徴はミクソロジースタイルのカクテルを目指していること。ミクソロジーカクテルとはフレーバーシロップやリキュールなどを使わず、ハーブやスパイスなど自然素材を蒸留酒(スピリッツ)と組み合わせること。 近年、このスタイルを積極的に取り入れるバーが増えており、世界的にみても流行となっている。 つまりJINCHAには甘さを引き立てるシロップや糖質などが含まれていないため、健康に気を遣う人にとってもオススメなのだ。 そして何より気になるのは、そのお味。眞露によれば、JINCHAとJINROのオススメの割り方は、3:1。もちろん、JINROが1。そこのハードドランカーは間違わないように。JINROが1ね。 なんて口を酸っぱくして「JINROが1」と言うわりに、あとで「JINROが2」、「JINROが3」を試したくて、小さなグラスでチビチビといかせてもらおう。 ■まずは比較的、クセの少なそうな「緑茶とレモングラス」 色合いはペットボトルで売られている緑茶に近い、黄緑色。しかし、香りを匂ってみると、普通の緑茶とは違い、確かにレモングラスのフレーバーをふんわり纏っている。 飲んでみると、その違いは如実。緑茶の上品な苦味を残しつつ、レモングラスの爽やかな柑橘味とふんわりとした甘味を感じる。なのに後味は想像以上にスッキリしていて、味の濃い中華と合わせて飲みたくなる。 その辺で買った緑茶では出せない、絶妙なバランスの割り材といってもいいだろう。 ■美容にも良さそうなイメージの「ルイボスとシナモン」 想像しうるルイボスティーそのものの色味。スパイスにはシナモンを中心に、乾燥ダイダイ皮やナツメグ、コリアンダーなどがブレンドされており、香りの第一印象はエスニックな雰囲気。 最も味の想像がつかなかった「ルイボスとシナモン」だが、一口飲んでみると絶妙なバランス感に驚く。シナモンの主張が強すぎず、ほんのりと甘い。個人的にはスパイスたっぷりのステーキなど、強めの肉料理と一緒に飲みたくなる味わいだった。 甘く感じるのに罪悪感を感じなくて良い、なんならルイボスティーの美容効果も期待できそうなので、リピートしたくなる1本だ。 ■事前に想像した味を、いい意味で覆す「ゆずと山椒ソーダ」 最後は唯一の炭酸系で、色味は無色透明。炭酸は強すぎず、弱すぎずの丁度いい塩梅。香りを嗅ぐと、ふわりとゆずの爽やかなフレーバーが、炭酸に乗って弾けている。 「ゆずソーダ」を思い浮かべて最も想像しやすかった味わいは、飲んでみると自分の浅はかさを感じるほど、想像と違っていた。ゆずが前面に主張してくるかと思いきや、山椒のスパイシーさが際立ち、後ろからゆずのふくよかな柑橘が追いかけてくる。 ほんのり甘さもあるが、焼き魚や角煮、肉じゃがなど醤油ベースの和食とも合いそうだ。 3種類を飲んでみて、全体的な感想 「眞露が本当にこだわって作ったのだな」というのが、その味わいから強く伝わってくる。 なにより、その個性。3種類とも、商品名から伝わる印象を遥かに超える、意外性に富んだ味わいとなっていた。 ウン十年前、田舎のスナックが酒場デビューだった自分からすると、「こんなおしゃれな味のお酒なんて、スナックにあるわけないだろ」と思ってしまうのだが、それも時代の流れか。 いまやスナックという戦場は「水割りレモン」なんて単純な飲み方だけでは、戦えないのかもしれない。 JINCHAで作ったJINROカクテルは、食材や味にこだわった高級な居酒屋で出てきても、違和感なく空間に溶け込み、納得する味わいだった。 なんなら眞露は「夜のスナック」をコンセプトに掲げているが、スナックに行ったことのない人が飲んだら、世のスナック各位のハードルが上がるのではないかと心配になるほど、味のクオリティが高い。 とにかく美味いのだ。お酒が飲めない人は、そのまま飲んでもきっと美味しくいただける。そんな最強の割り材だった。 【商品概要】 製品名:JINCHA 公式HP: