「辛い時期を過ごしている」 レアル指揮官が批判を浴びるFWキリアン・エムバペについて言及。「困難な時期を乗り越えられる」
レアル・マドリードは現地時間9日、ラ・リーガ第13節でCAオサスナと対戦する。この一戦前にした記者会見でマドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は、批判に晒されているFWキリアン・エムバペについて語っている。スペインメディア『MARCA』が、現地時間8日に報じている。 マドリーは、先月26日に行われたラ・リーガ第11節のバルセロナ戦でホームで0-4と惨敗。そして5日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のリーグフェーズ第4節のACミランとの一戦でも1-3と敗れ、屈辱のホーム2連敗を喫してしまった。これ以上の敗戦は許されない中、アンチェロッティ監督は、本来の輝きを放てていないエムバぺについて言及した。 進退問題も浮上している65歳のイタリア人指揮官は、得意とするプレーエリアが被ってしまうエムバぺとビニシウスの起用法について問われると「違いを生み出す選手のポジションを変えたくなかったし、エムバぺはストライカーとしてプレーする特性を持っている。それでも、時々ポジションを入れ替えることもあるが、これは変えたくない。攻撃的なポジションの問題ではなく、守備時のポジショニングの方が問題だ」とエムバぺをCFとしての起用を継続することを強調した。 続けて「エムバぺはトレーニングをしていて、辛い時期を過ごしている。彼が抱えている問題は全員の問題だ。我々はベストな状態ではない。私は彼がこの困難な時期を乗り越えられると確信している」と語り、「ビニシウス、ロドリゴ、(ジュード・)ベリンガムについても同じことが言える。誰にとっても難しい時期だ。サッカーやスポーツでは、敗北があるのは普通のことだ。それを受け入れなければならないが、決して諦めてはいけない。我々はこれまで以上に団結している」とコメントしている。
フットボールチャンネル編集部