ユーロが1%下落、独仏債スプレッド急拡大-フランスで政治リスク
(ブルームバーグ): 2日の外国為替市場でユーロがドルに対して1%下落し、11月6日以来の大幅安となる勢い。フランスのバルニエ首相が不人気の予算の一部を議会採決を経ずに強行通過させるため、憲法上の手段を行使すると宣言した。
ユーロは一時1.0462ドル。年初来安値は11月22日に付けた1.0335ドル。
フランス債のドイツ債に対する上乗せ利回りも急上昇。10年物国債のスプレッドは一時8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して89bpと、先週付けた12年ぶりの90bpまであと1bpに迫った。
原題:Euro Falls 1%, on Track to Drop Most Since Nov. 6 on France Risk(抜粋)
French-German Yield Spread Surges on Call for No-Confidence Vote(抜粋)
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George Lei