前世界記録保持者キプチョゲが先頭集団から遅れる波乱 20キロ手前で脱落 高橋尚子さん「こういうキプチョゲ選手をみるのは初めて」
「東京マラソン」(3日、東京都庁~東京駅前) 今夏のパリ五輪代表の代表選考を兼ねてスタートした。今大会は男子の最終選考会。残り1枠の五輪切符にはMGCファイナル設定記録(2時間5分50秒)を突破した上で日本勢最上位に入ることが必須となり、設定記録の突破者がいなければ、MGC3位の大迫傑(ナイキ)に決まることになる。 【写真】スタートから5キロで先頭集団から日本選手消える SNS厳しい声「こんなんで五輪争えんやろ」 レースは前世界記録保持者(2時間1分9秒)で、五輪2連覇のエリウド・キプチョゲ(ケニア)ら世界屈指の選手が揃う海外招待選手がスタートから高速ペースを刻み、15キロの通過は42分52秒、中間地点を1時間0分20秒と世界新も狙えるペースとなったが、キプチョゲは20キロ手前で遅れる波乱の展開となった。 解説の高橋尚子さんは「非常に驚きました。こういうキプチョゲ選手をみるのは初めて」と、語った。