「常にポジティブに」ソフトバンク新外国人のジーター・ダウンズが2軍デビュー戦で初安打初打点 休日返上の4日はリチャードに助言も
◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク4―0オリックス(5日、タマスタ筑後) 7月末に獲得したソフトバンクの新外国人ジーター・ダウンズ内野手(26)が、2軍デビュー戦で初安打初打点を記録した。「どこで野球をやっても、ヒットが打てたらとてもうれしい」と笑顔を見せた。 ■ジーターがタマスタで躍動!メジャー仕込みの打撃披露【動画】 「6番遊撃」でスタメン出場。2回の第1打席は投ゴロに倒れたが、4回2死三塁では権田琉成のスライダーを中堅へはじき返す適時二塁打とした。「1打席目は打ちたい気持ちが強かった。2打席目は落ち着いて、しっかりボールを見て打つことができた」と振り返った。 遊撃守備でも2回に軽快な動きで併殺を完成。6回の守備からベンチに下がった。視察した小久保裕紀監督は「守備は動きが良さそうに見えた。誰に聞いても、動きの範囲も(広く)肩も強いと言う。バッティングは(安打が)1本出たけど、今日だけじゃちょっと分からない。まあまあ、ショートはまず守れるのが大事なので」と語った。 コロンビア出身で、2022年にレッドソックスで米大リーグにデビュー。大リーグ通算20試合に出場した。「一日でも早く1軍でプレーできるように努力して、一試合でもチームが勝てるように頑張る」。太平洋を渡り、チャンスを求めた新天地でも意欲的だ。 3軍から2軍に合流した4日は休日だったが、志願してオリックス戦(タマスタ筑後)のベンチ入りメンバーに名前を連ねた。「休日を楽しむために日本に来た訳ではない。野球をやるため、チームのために何かできることをやるために来ているので、自分がうまくなり、試合をするチャンスがあれば常にやっていきたいと思っている」と強調する。 ベンチではリチャードに「野球は難しいスポーツだから、自分で難しくしたらもっと難しくなるよ」と言葉をかけたという。「野球をやっている以上、常にポジティブに考えていかないと。この世界は競争の世界。(脱落は)崖から落ちるように早い。どんな物事でも必ずポジティブに考えられるものがある。それを探してやっている」。ポジティブ思考でジャパニーズドリームをつかむ。(浜口妙華) 【#OTTOホークスファーム情報】
西日本新聞社