【兵庫県知事選】新たに立候補予定者2人が意気込み語る 元加西市長・中川暢三氏と元経産官僚・中村稔氏 過去最多7人が乱立か
不信任案が可決された斎藤元彦前知事の失職に伴う兵庫県知事選挙は、すでに過去最多の7人が立候補する見通しの混戦模様となっています。 9日は、中川暢三氏と中村稔氏の2人が記者会見を開き、意気込みを語りました。
9日、兵庫県庁で会見を開き、出馬を表明した中川暢三氏。2005年には、兵庫県・加西市の市長選に当選し、加西市長を2期6年務めました。 （中川氏）「腐った政党政治から真の県民自治を取り戻し、自治や民主主義を進化させることが私の役割だと思っております」、「完全な無所属無党派の立場で、候補者本人の力量や見識が有権者に届く選挙にしようと宮本武蔵のように選挙に挑み続けている」 兵庫県知事選には2017年と2021年の2度立候補していますが、いずれも落選。今回が3度目の挑戦となります。 （中川氏）「公約ですが、私は教育改革を真っ先に挙げております。2番目は兵庫を幸福度日本一の県にするということです。3つ目は私がずっと訴え続けている真に優れた政治家が選ばれる仕組み作りです」
同じ日、中村稔氏も兵庫県庁の同じ部屋で会見を開きました。中村氏は、灘高校から東京大学に進み、現在の経済産業省に入省。2006年には兵庫県に出向し、産業労働部長も務めました。 （中村氏）「このたび兵庫県知事選挙に立候補しようと考えているわけですけど、この理由はまさしく、元々兵庫県に大変お世話になってたくさんの方に親切にしていただいた。これは恩返しをせねば」「県庁職員としてたくさんの人とふれあい、素晴らしさを肌で感じた。宝の山をぜひ生かして兵庫県自身の発展に寄与していけたら嬉しい」
一方、先月30日の失職直後から兵庫県内各地で連日、街頭活動を続けるのは斉藤元彦前知事です。 （斎藤前知事）「ある意味失敗をした人だからこそ新たにチャレンジができる。今までやってきたものをしっかり、つなげていくことが私にとって最大の公約」
