【山口】地震の津波想定し高中小連携し避難訓練
山口朝日放送
南海トラフ巨大地震の際最大で3.7メートルの津波が想定される周防大島町で 小学、中学、高校合同の避難訓練が行われました。 久賀小学校では訓練の放送が流れると、児童たちが一斉に机の下に身を隠しました。 久賀小学校と周防大島中学校、周防大島高校久賀校舎は隣りどおしとなっていて 合同の避難訓練は10年ほど前から行われています。 児童が校庭に避難したところに高校から福祉専攻科の学生が合流すると、 中学校の生徒も一緒になってみんなで避難します。 専攻科の学生や中学生が小学生の手を引きながら 1キロの距離を歩き避難開始から20分ほどで 標高約80メートルの高台に到着しました。 =児童= 「実際に歩く距離が長くてちょっと疲れたけど南海トラフもあるし、 これくらい当たり前だと思いました」 また避難用テントや段ボールベッドなどの組み立ても体験し いざというときの備えをみんなで再確認していました。 =学生= 「実際起きた時でも自分たちががんばって (年下の子たちと)生きていくんだという気持ちを持ちたい」 県の想定では南海トラフ巨大地震が発生した場合周防大島町の震度は6弱、 津波の高さは最大3.7メートルとされています。 住民が早期避難を実行することで津波による死者はゼロにできると試算されています