「寝たくないのに寝てしまう…」誰にも気づかれない“睡眠障害”の恐怖
「ナルコレプシー」という病気をご存じですか? 睡眠障害の1つで、日中何度も強い眠気が襲ってくる病気です。 【マンガ本編を読む】「こんな自分……嫌いだよ」何度も眠ってしまう生徒に先生が起こした行動は… 実は小児期から思春期にかけて発症することが多く、寝てはいけない場面で寝てしまったり、その為にまわりからからかわれたり、やる気がないと思われたり…。学業に影響を大きく及ぼすこともあるのだそう。 なかなか、周囲の理解が難しいこの病気。まずは病気のことを知って周りが気付いてあげられることが第一歩だと思います。 そこで今回は10月12日(土)から日本テレビ系でドラマがスタートした、日生マユさんの人気漫画『放課後カルテ』の第1話。周りからナルコレプシーだと気づかれず、誰にも言えない悩みを抱えた女の子のお話をご紹介します。
『放課後カルテ』あらすじ
拒食症、ナルコレプシー、ベル麻痺――…、小学校にはあなたの知らない病気で溢れている。子供たちの未来を守る最後の砦「保健室」に謎の問題医・牧野先生がやってきた! 小学生たちの身近に潜む、名も知らぬ病気の数々――。口も態度もでかい謎のドクター・牧野先生がだれもが見落としてしまう小さな病気のサインにどこか冷めながらも(?)向き合うようですが……!?
ある日、赴任してきた学校医。その時保健室では…
産休に入った保健室の先生の代わりに小学校に赴任してきた学校医の牧野。見るからに不審で態度もでかく、ほかの先生方たちも「ちょっと変わった先生」という感想が出るほど。 そんな、朝礼が行われている中、保健室では5年生の野崎ゆきがスヤスヤと寝息を立てていた。 保健室はゆきにとって、誰にも邪魔されない特等席…のはずだったのだが、自分の担当である保健室へとやってきた牧野により、「ここで寝るな」と叩き出されてしまう。
日中、何度も眠気が襲うゆきだけど…
教室へと戻されたゆき。男子から「またサボりか?」とからかわれる中、授業中に強烈な眠気が襲ってきて眠ってしまう。 その後も、給食の途中で再度眠ってしまったゆきが次に目を覚ましたのは昼休み。すでにゆき以外の児童はみんな校庭へ遊びに出てしまっており、教室にはゆきだけが取り残されていた。 日中、何度も眠ってしまうゆきに先生は「夜、ちゃんと寝てる? どうしてそんなに眠いの?」と矢継ぎ早に質問するが、そんなことゆきにも分かるわけもなく…。「何回も同じこと聞かないで」と叫び、ゆきは教室を出て行ってしまう。