本格アドベンチャー、ヤマハ『テネレ700』最新モデルが登場! シート高が低いモデルも
690ccの並列2気筒「CP2」エンジンは、構成要素はそのままに「YCC-T」(ヤマハチップ制御スロットル)を採用することでパフォーマンス向上を図った。CP2プラットフォームで初めてスロットルマップの切り替えが可能となっている。「スポーツ」と「エクスプローラー」という2つのマップを選択できるようになった。モードの切り替えは右側のスイッチギアのボタンで簡単におこなうことができる。このほかにも吸気ダクトのショート化、クラッチ作動位置の変更、ギアボックス内部の改良などにより、スムーズかつ力強い走りを実現する。
◆エクストリームなライダー向け『テネレ700ラリー』
テネレ700ラリーは、よりエクストリームなライディングを楽しむライダー向けの上級モデル。伝統のマシンにインスパイアされた「スカイブルー」の専用カラー、ラリーレイドマシンの代名詞である象徴的なハイフロントマッドガード、ゴールドカラーのリムが組み合わされる。ソリッドブルーのボディには、当時のヤマハファクトリーレーサーで使用されていた象徴的な「スピードブロック」デザインが採用されている。
オフロードでの制御をさらに向上させるために、トラベルが長いサスペンションを採用。ラリーは、よりハードコアな「テネレ700 Extreme」をベースにしており、ハイエンドのフルアジャスタブルKYBフロントフォークを採用している。強化チューブとスティクションを低減する特殊コーティングにより、フォークのストロークが標準より20mm増加、フロントホイールのトラベルは230mmとなる。リアショックアブソーバーも同様のストローク増加により、地上高が255mmになる。
また、頑丈な4mmのアルミニウムサンプガードも備えており、一体型のラリーシートも独自のものだ。より高く直立したライディングポジションはライダーがバイク上で動き回りやすくするため。エンボス加工された「Rally」ロゴが付いた豪華なデュアルマテリアル仕上げのシートは910mmのシート高を備え、座っても快適だとヤマハはアピールする。
レスポンス レスポンス編集部