本格アドベンチャー、ヤマハ『テネレ700』最新モデルが登場! シート高が低いモデルも
◆調整可能な前後サスがスムーズで安定した乗り心地を実現
フロントサスペンションはレースからのフィードバックを得たもので、圧縮およびリバウンドのダンピング特性は、フォークの両端にあるネジを回すことで微調整が可能に。また、新たに15mmのプリロード調整機能を設け、各フォーク脚の上にあるアジャスターから簡単に調整することが可能になった。新しい倒立フォークは、屈曲に強い43mmチューブと210mmの前輪トラベル(低シート高バージョンでは190mm)により、240mmの地上高(低シート高バージョンでは225mm)を実現している。
また鍛造アルミニウムの下部クランプと鋳造アルミニウムのクラウンを組み合わせた新しいヨークも開発。これにより、強度が増すとともに、非常に軽く自然な感覚のバイクが実現し、ライダーが一体感を感じるようになるという。
リアサスペンションはオンロードでもオフロードでもスムーズで安定した乗り心地を実現するように設計。新しいリアリンケージ設計と改良されたリアショックアブソーバーを組み合わせ、プリロード、圧縮、リバウンドダンピングを簡単に調整することができる。新しいプログレッシブリンケージは、従来モデルと同じ200mmのホイールトラベル(低シート高バージョンの場合は180mm)を維持しながら、サスペンションストロークを増加させる。
◆6.3インチのフルカラーTFTダッシュボードを搭載
機能面では、6.3インチのフルカラーTFTダッシュボードの搭載がトピックだ。ラリーレイドのロードブックからヒントを得たというデザインを採用したで垂直に積み重ねられたこのスクリーンは、スマートフォン連携が可能。ヤマハのMyRideアプリを介して音楽やターンバイターンナビゲーションだけでなく、通話やメッセージ閲覧の操作もできる。左ハンドルのスイッチギアで制御できるため、ハンドルから手を離さずシームレスにアプリ体験が可能だ。
操作をおこなう「スイッチギア キューブ」も新開発。より多くの機能を簡単かつ直感的にスクロールできる。人間工学に基づいて簡単に操作できるように設計されており、フレキシブルプリント回路を使用することで、5方向ジョイスティックを搭載。方向指示器もアップグレードされ、左側のスイッチギアに3回のフラッシュ信号または自動キャンセル機能付きの連続インジケーターを追加している。