144便減の川崎市バス、鷲ケ峰営業所管内で8便増便へ 要望受け見直し
川崎市交通局は12月9日から、鷲ケ峰営業所(宮前区)管内で運行する市バスの一部路線で計8便を増やすダイヤ改正を実施する。今年6月から運転手不足を理由に7路線で計144便を減便してきたが、運行間隔の長さへの不満や混雑緩和を求める利用者らの要望を受けて見直しを図った。 市交通局によると、増便されるのは同営業所が運行する平日の4路線5系統で計8便。溝口駅南口(同市高津区)を起点にするバスが半数を占め、午後6~7時台での時間帯が中心になるという。 運転手の労働時間に規制がかけられる「2024年問題」などの影響で運転手が足りなくなり、市交通局は今年6月からダイヤ改正に踏み切った。主に日中や夜間、運行間隔が短い路線から減便してきたが、帰宅ラッシュ時にバスを待つ人々が長蛇の列を作るなど、市議会でもたびたび問題が指摘されてきた。
神奈川新聞社