大腸がん・精子の検査キットなどコンビニで調達…韓国「セルフメディケーション」トレントに対応
【08月22日 KOREA WAVE】韓国の大手コンビニエンスストア「GS25」は14日、業界初で初めて「尿検査」「大腸がん検査」「精子観察」のための自宅検査キットを発売した。自身で健康管理をする「セルフメディケーション」トレンドが広がる中、消費者のニーズに応じてさまざまな検査キットが手軽に手に入るようになった。 GSリテールによると、今回GS25で発売された尿検査キットは「Cym702 Boat」という製品で、検査後に専用アプリで結果を確認できる。価格は1回分で7500ウォン(約823円)で、血尿やタンパク、糖、pH、ケトン体の5項目が検査できる。 大腸がん検査キット「イージーディテクト」は、メディフューチャー社の製品で、便に血液が含まれているかを調べるものである。大腸がんの早期発見に役立つ可能性があり、価格は2回分で9900ウォン(約1088円)だ。 また、精子観察キット「メンズルーペ」は、スマートフォンに取り付けることで精子の状態を確認できる製品で、550倍に拡大できるレンズが付属している。価格は4回分で2万1900ウォン(約2404円)。 GS25はこれらのキットが、特に妊娠を計画しているカップルにとって、費用や時間の負担を軽減する手助けになると期待している。これらの製品は、新型コロナウイルス感染の流行を通じて自宅での検査に慣れた消費者の要望に応じたものであり、GS25は2021年に約2000店舗だった医療機器販売認可店舗を今年8月までに1万2000店舗にまで増やしたという。 GSリテールの関係者は「若い顧客を中心にセルフメディケーションのトレンドが続いており、新しい自宅検査キットを提供することになった。我々は地域に密着した自宅検診プラットフォームを目指していく」と語った。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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