3年前の悲劇乗り越えEUROの舞台で得点&POTM選出のエリクセン「前回のEUROとはとても異なるものになった」
デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンは、得点をマークしたスロベニア代表戦後にコメントした。 16日に行われたEURO2024グル-プC初戦でデンマークはスロベニアと対戦。デンマークは序盤から試合を支配すると、17分にエリクセンがネットを揺らして先制する。その後、追加点を奪えないでいると、77分にスロベニアに同点弾を奪われる。試合はこのまま終わって、1-1のドロー決着となった。 試合中に心停止を起こしてピッチを後にしたEURO2020初戦のフィンランド戦以来となるEURO出場を果たしたエリクセン。イギリス『BBC』の解説も「なんて物語だ!」と伝えたハーフボレーでのゴールを挙げた同選手は、UEFA(欧州サッカー連盟)公式のプレーヤー・オブ・ザ・マッチにも選ばれた。 試合後、エリクセンは「今回のEUROでの僕の物語は、前回のものとはとても異なるものになった。あの事故が起きてから幸いにもとても多くの試合でプレーしてきた。試合に臨むにあたって自信を感じることができていたし、プレーできたことにただただ幸せを感じている。EUROでプレーすることはいつだって特別だ」と話し、得点後の思いを明かした。 「とてもうれしかった。EUROで一度も得点できないんじゃないかいう考えが頭の中にあった。でも、僕の頭の中にはいつだってフットボールのことがあった。僕のゴールでチームを助けることができて良かった」