【絵本のことば】『すてきな三にんぐみ』|「あらわれでたのは、 くろマントに、くろい ぼうしの…」
古今東西の名作絵本から、印象的なことばを日替わりで紹介。黒いマントと黒い帽子を身にまとった泥棒3人組を描いた、長年愛される1冊から。 【フォトギャラリーを見る】 あらわれでたのは、 くろマントに、くろい ぼうしの さんにんぐみ。 「ラッパじゅう」や「こしょう・ふきつけ」などユニークな道具を使って宝石や金銀を手に入れる、黒いマントと黒い帽子に身をつつんだ泥棒三人組。ある日、いつものように道行く馬車を止めてみると、そこには子どもが1人でいて…。これまで奪ったお宝を使い、子どもたちのために行動する「すてきな」3人組に読者は魅了される。さりげないが心温まるラストも印象的な名作だ。作者のトミー・アンゲラーは絵本作品のほか、風刺画家としても一面も持つ。
photo_Kazuyoshi Aoki text_Housekeeper design_Norihiko Shimada...