大掃除の際にぜひチェックを コンセントに潜む危険性 掃除の仕方にも注意
今年も残すところわずかとなり、そろそろ大掃除を始めるという人も多いのではないでしょうか。 その際注意を払っていただきたい場所がコンセント周りです。 見過ごすと意外な危険を招くかもしれません。 【写真を見る】大掃除の際にぜひチェックを コンセントに潜む危険性 掃除の仕方にも注意 コンセントとプラグの隙間にたまったホコリが空気中の湿気を吸収することで漏電し、発火する「トラッキング現象」。 コンセント周りの掃除を怠ると火事につながる可能性があります。 NITE 製品安全広報課 岡田大樹さん 「例えばなんですけども、テレビとか棚の裏に配線を通しているような箇所ですと日頃なかなか1回1回コンセント抜いたりですとか、日頃の掃除の中であんまり手が行き届いていないような箇所かと思いますので、そのあたり注意していただきたい」 NITE(製品評価技術基盤機構)によると、2019年度から2023年度までの5年間で発生した配線器具の事故は153件。 原因のうち多いのがホコリがたまっていたなど、掃除をおろそかにしていたことによるものです。 掃除の際も注意しなければなりません。 NITE 製品安全広報課 岡田大樹さん 「水で濡らした状態で拭いてみたりですとかアルコールとか消毒スプレーとか洗剤を使って、拭きたくなるところではあるかと思うんですけども電気製品ですので水はNGでございますので乾拭きで埃を取りのぞいていただくようにしていただければというふうに思います」 そして、コロナ禍でテレワークが増えたことも、事故発生件数の高止まりの原因だということです。 NITE 製品安全広報課 岡田大樹さん 「今まで職場で使っていた電気製品、パソコンですとか、乾燥する時期ですと加湿器ですとか、今までですと、おうちで使っていないような電気製品をプラスアルファのテレワークに伴って使う機会が増えているのかなというふうに思われますので」 加えてこれからの時期は電気ストーブやこたつなど、電気製品の使用が増えます。 NITE 製品安全広報課 岡田大樹さん 「たこ足配線とか、そういった消費電力がオーバーしてしまっている可能性がございますし、そういった状況でそのまま使用を続けてしまうと異常発熱をしまして、最悪発火してしまうっていうような危険性もございます。最大消費電力を超えてですね使用していないかっていうのもご確認いただければと思います」
年末年始を穏やかに過ごすため、自分の家のコンセント周りが安全かどうかぜひご確認ください。
山陰放送