市長からハラスメント、52人が被害訴え 延岡市で職員アンケート
【宮崎】読谷山洋司・延岡市長のハラスメントの有無について調べている市議会調査特別委員会(百条委)は12日、市職員アンケートの結果、新たに52人が被害を訴えていることを明らかにした。自由記述での回答も多数寄せられており、百条委は精査している。 アンケートで、これまで報じられていない市長のハラスメント行為について聞いたところ、「直接受けた」のがパワハラ47人、セクハラ5人だった。このほか37人が、業務上の指示などで不適切な発言や行為を「直接受けた」としている。 すでに報じられている男性性器の俗語を用いた指示も、2人が「直接言われた」とした。市長はこれまで、自身の言動をハラスメントと認めていない。アンケートは再任用を含む職員と退職者計683人が答えた。職員の回答率は約5割。 北林幹雄委員長は「新たなハラスメントや不適切発言がかなりの数に上る。実態解明を進める」とコメントした。(星乃勇介)
朝日新聞社